★ 伝説の息遣いが感じられる
全国のスポットを紹介します。
★ 各地の見どころとともに
記紀の世界観もわかりやすく解説! !
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
日本書紀は古事記の8年後、
720年にできあがった。
全30巻の大著で、第41代持統天皇までを記録する。
古事記が具体的な記述を終える顕宗天皇以降が
全体の半分以上に達し、
編纂を命じた天武天皇に至っては、
上下2巻にわたって語られている。
目的は海外に向かって日本の正史を披露するためで、
国家的事業として多くの皇子が関わり、
最終的に天武の子である
舎人親王がまとめ上げた。
中国の正史にならい、
神話をのぞいて年代を追って
記述する形式が採用され、
物語性を薄める要因にもなった。
物語の舞台を訪れることで、
見えてくるものがある。
それは私たちの国日本だ。
物語を通じて古代の人々と結ばれることで、
日本を再発見できるにちがいない。
本書をもって旅に出かけよう。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 第1章
国土創成と神々の活躍
「伊邪那岐・伊邪那美の国生み」から
「八俣の大蛇退治」まで
* 伊弉諾神宮
* おのころ島神社
* 沼島・おのころ神社
* 絵島
* 西宮神社
* 揖夜神社・黄泉比良坂
・・・など
☆ 第2章
大国主の国譲りと天孫降臨
「大国主の出雲神話」から
日向が舞台の「海幸彦・山幸彦」まで
* 白兎海岸・白兎神社
* 奴奈川神社
* 美保神社
* 美保関
* 諏訪大社
* 出雲大社
・・・など
☆ 第3章
王権初期を彩る英雄伝説
王権を築いた「神武東征」から「倭建命の悲劇」まで
* 美々津港・神武天皇腰掛け岩
* 橿原神宮
* 石上神宮
* 大神神社・三輪山
* 箸墓古墳
* 山の辺の道
・・・など
☆ 第4章
内部抗争に揺れる王権
神功皇后から聖帝仁徳、
皇統の危機に登場した継体天皇まで
* 香椎宮
* 宇美八幡宮
* 宇佐神宮
* 誉田御廟山古墳
* 大仙陵古墳
* 氣比神宮
・・・など
☆ 第5章
国のあけぼのと飛鳥時代
仏教伝来から大化の改新、
白村江の敗北を経て律令国家へ
* 善光寺
* 四天王寺
* 橘寺
* 石舞台古墳
* 甘樫丘
* 蘇我入鹿の首塚
・・・など
※本書は2017年発行の
『神話ゆかりの地をめぐる 古事記・日本書記 探訪ガイド』
を元に、必要な情報の確認を行い、
装丁を変更し、新たに発行したものです。