★ トップチームが実践する、勝利へつながる正しいサポート法!
★ プレイヤー&マネージャー、両方に役立つ!
★ プレイと部位に応じた的確な処置で、最大限の実力が発揮できる!!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
バレーボールは、スパイクやブロックでジャンプを繰り返し、レシーブでは瞬間的にボールに飛びつくなど、全身を使った激しい運動を行います。
ケガがつきもので、どれだけ予防し、細心の注意を払っていても、避けられないケガが少なくありません。
バレーボールで多いケガは、足関節捻挫、突き指、肩関節や膝関節の痛みなどです。
また、アタッカー(サイドアタッカー、ミドルブロッカー)、セッター、リベロといったポジションによっても、動きに特徴があり、負荷がかかるカラダの部位やケガの箇所は変わってきます。
プレー中に「これ以上動くと痛い」「違和感があるな」「不安だな」と感じ、集中できないことがあると思います。
そんなときにテーピングを巻くことで、痛みを緩和できたり、関節を安定させて動くことへの不安を取り除いたりすることができます。
その他にも、テーピングによって、ケガをした部位の治療、リハビリテーションの段階からスポーツ復帰する時の再発防止、ケガをした際の応急処置を行うこともあります。
本書では、私が日頃、実際にNECレッドロケッツの選手に行っているテーピングをご紹介します。
バレーボールを楽しむすべての皆様のお役に立てれば幸いです。
NECレッドロケッツトレーナー
小川未央
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆PART1 上半身
◎ 指
ブロックやレシーブでの突き指の痛みを軽減
* レシーブ時の痛みを予防する親指のテーピング
* プレー時の痛みを予防!小指と薬指を固定するテーピング
・・・など。
◎ 手首
ブロックやレシーブでの手首のケガを予防
* ブロックやレシーブでのケガを予防する手首テーピング
* 応用編:安定性を高めたいとき
・・・など。
◎ ヒジ
アタックとブロックで感じるヒジの痛みを軽減
* ヒジの内側を保護するヒジのテーピング
* 応用編:靭帯をサポートする
◎ 肩
スパイクの打ち過ぎによる肩の痛み軽減と予防
* スパイク時のケガを予防する肩のテーピング
* 応用編:肩のサポート力をより高める
☆PART2 体幹部
◎ 腰
サービスやスパイクで腰をひねると痛いときに
* プレー中の痛みを軽減させる腰のテーピング
◎ 股関節
レシーブ時に感じる股関節の痛みを軽減する
* レシーブ時の痛みを和らげる股関節のテーピング
* 応用編:太ももを内側に入れると痛みがあるとき
☆PART3 脚部・足部
◎ ヒザ
ジャンプやレシーブでヒザにかかる負担を軽減する
* ジャンパーズニーを予防するヒザのテーピング
* ヒザ関節のねじれを予防する前十字靭帯のテーピング
・・・など。
◎ 大腿部
レシーブ時の大腿部の肉離れや打撲の痛みを軽減
* 打撲や肉離れの痛みを軽減する大腿部のテーピング
* ハムストリングをサポートするテーピング
◎ ふくらはぎ・アキレス腱
ジャンプや着地での衝撃とケガを緩和
* 痛みやケガを予防するふくらはぎ・アキレス腱のテーピング
◎ スネ
シンスプリントの症状を軽減させたり発症を予防する
*シンスプリントを予防するスネのテーピング
* 応用編:腓骨と筋膜の癒着を剥がす
・・・など。
◎ 足首
プレー中の走る・跳ぶ動作で痛む足首をサポートする
* 痛む足首をサポートする足首のテーピング
* 応用編:キネシオタイプのテープで関節の運動をサポートする
・・・など。
☆ 巻末にはコラム「ケガをしているときの過ごし方」「ケガをしたときの応急処置」も掲載しています。
NECレッドロケッツ
創部40年の伝統あるチーム文化を守り、創造し、発展することを念頭に強く愛されるチームを目指している。
また、チームのモットーである「堅守速攻」を武器に総合力で戦うチームであり、近年では2014-15、2016-17シーズンにV・プレミアムリーグ優勝を果たした名門チームである。
小川未央はNECレッドロケッツトレーナー。