★ 一度は拝観したい。
あの仏像と出逢う旅にでかけませんか…
★ 鑑賞に役立つ充実の資料つき
* 手の形(印)や台座の種類
* 仏像の種類
* 仏師の系譜
…ほか
◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇
国宝指定された仏像の数では奈良県にあるものだけで
全国の半数を超えるそうです。
次いで多いのが京都府です。
この2府県に日本を代表する仏像が
ほとんど揃っているわけです。
本書はこうした京都と奈良の仏像の中から
特にこれだけは見ておいた方がいいと言う仏像を
取り上げました。
ほとんどの仏像は完成当初は金ピカだったり、
派手な色が塗られていたりしたものです。
それが数百年、千年後の今日、
塗装の剥落したままにされているのは、
仏像の無常観を仏像が身をもって
表していると言えるでしょう。
仏像は仏教の理念を表現するために
作られたものですが、はじめはそんなに
難しいことを考える必要はありません。
知識なしに仏像のお顔をじっと見つめるだけでも、
何か心に響いてくるものがあると思います。
仏像の背景を知るのはそれからでも遅くないでしょう。
本書が仏像について興味を持たれた方の
一助になれば幸いです。
福岡秀樹
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
★ 京都編
* 三十三間堂(蓮華王院)
* 広隆寺
* 六波羅蜜寺
* 東寺
* 平等院
・・・など全14項目
◎ 京都編・モデルコース
* 京の歴史の息吹を感じる洛東
* 数々の名僧が修行した三尾を歩く
★ 奈良編
* 興福寺
* 東大寺
* 法隆寺
* 中宮寺
* 薬師寺
・・・など全18項目
◎ 奈良編・モデルコース
* 平城京とともに栄えた佐紀路散歩
* 飛鳥の遺跡とともにある寺を訪ねる
★ 資料編
* 仏像の種類
* 如来の種類
* 菩薩の種類
* 仏像の手に注目
* 仏像を作ったのは誰か
・・・など全9項目
★ コラム
* 有名人が愛した仏像たち
* 仏像のふるさと・奈良
◇◆◇ 著者プロフィール ◇◆◇
福岡秀樹
日本文化の源流を訪ねる旅を続けているライター。
20代の頃にふと訪れた京都国立博物館で仏像に出会って、
その美しさと精神性にショックを受ける。
それ以降、全国の仏像を見て回ることが
ライフワークの一つになっている。
仏像以外に、日本の各地に残る
古い習慣や神社・古墳、
日本やアジアの伝統芸能・歴史・習俗にも興味を持つ。
※ 本書は2002年発行の
「イラストガイド 京都・奈良のお寺で仏像に会いましょう」
を元に、新たに取材し再編集を行った新版です。