★ 「もっと美しくフルートを奏でたい」
そんな想いを叶えるための実践的なコツを、
写真や図解とともにわかりやすくご紹介します!
★ 発音の肝となる歌口とアンブシュアの
関係を理解する。
★ 音色を変える基本技術のレベルアップ
腹式呼吸、正しい構え方、指のポジションと動き…など。
★ 演奏会で力を発揮するための秘訣…など。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
この本は、今よりもっとフルートが上達するよう、
技術や表現力をアップさせるために
必要なとっておきのコツを50 個紹介しています。
自分が先生から教わったことや
オーケストラのフルート&ピッコロ奏者として
多くの本番を経験し得られたこと、
中学高校の吹奏楽部でのレッスン、
アマチュアオーケストラの指導、
個人レッスンをとおして気づいたことなど、
いずれも実践的な情報ばかりです。
中級者はもちろんのこと、
上級者にも役立つ考え方やテクニックを
余すことなく紹介していますので、
ぜひ読んだ内容を実際の演奏に
役立ててみてください。
もちろん、もう少しで
初級者は卒業というレベルの人にもわかるよう、
難しい技術や言葉のニュアンスはできる限り
かみ砕いて説明するように気を配りました。
音名はクラシック音楽で使われることの多い
ドイツ語表記よりも、
独習者にわかりやすいように
英語やイタリア語のカタカナ表記【例: C(ド)】を
主体にまとめています。
この本をきっかけに、皆さんがもっと楽しく、
もっと自由にフルートやピッコロを
演奏できるようになることを願っています。
渡辺 泰
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 基本編
基本の技術が上達の支えになる
* フルートをくわしく知れば、もっとうまくなれる! 〜楽器編〜
* フルートをくわしく知れば、もっとうまくなれる! 〜歴史・文化編〜
* 腹式呼吸をマスターして豊かな音色で吹こう
* どんなによい楽器でも必ず奏者との相性がある
・・・ など
☆ 練習編
ふだんの練習が上達に必要な基礎となる
* 「いい演奏」には三つのポイントがある
* 音の生まれる場所、歌口とアンブシュアの深〜い関係
* 意外と見落とされがちな吹きやすいフルートの構え方
* 指の位置と動かし方で吹奏感が大きく変わることを知ろう!
* 譜読みの“早い・遅い”は人それぞれ。数をこなせばある程度早くなる
* 大きな音を出すのは実は簡単? 小さな音をちゃんと出せるようにしよう
* 五線譜が苦手な人は、読み方のルールを早く覚えて対処法を考えよう
・・・など
☆ 上達編
今よりもっと上のレベルを目指すために必要なこと
* できないことを「くやしい」と思うのが上達の秘訣
* 「気づく力」を鍛えると、独習でもうまくなれる
* 「なぜ、そうやって吹くのか」?ちゃんと根拠をもって演奏しよう
* 上達のために必要な投資はケチらない
* 音色に悩む人は頭部管の練習で音の原点を理解してみよう
* たっぷりとした息で、きらびやかな高音を出す
* 豊かな低音と大きな低音はイコールではない
・・・など
☆ 本番編
練習を重ねて、聴いてくださる人に最高の演奏を届けよう
* 緊張もミスも当たり前。練習で自信を深め、ドーンと構えよう
* ソロの難曲だって、実は基本の積み重ねで演奏できる
* 聴く人に伝わるように心を込めて演奏しよう
* 本番は特別な場。聴いてくださる人に精いっぱい音を届けよう
・・・など