★ 旋律を輝かせるコツがきちんと身につく!
★ 基本となる姿勢やくわえ方の見直しから、
音色・響きを変える各種奏法の注意点まで。
★ 上達に欠かせない呼吸法のマスター。
★ 音の動き・強弱・長さへの意識が良い旋律を生む。
★ 例題曲で奏法と技術の技を磨く…など
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
レッスンや講演会の現場では、
ベースや分散和音、オクターブなど
各奏法についての悩みや質問が寄せられます。
テクニックを正しく習得するのは
簡単ではありませんが、
テクニックにのみ力を注ぐよりも、
いい音色で、旋律をより美しく
響かせるようにしたほうが、
いい演奏になります。
私はずっとそう考えてきました。
そこで、この本は、「旋律をきれいに響かせる」ことを
メインテーマに据え、
そのために必要な各奏法の
考え方や使い方、陥りやすいミスの回避方法などを、
具体的な例を示しながら解説しています。
ある程度演奏できる人にとっても役立つヒントを
たくさん盛り込みました。
ぜひ皆さんのハーモニカライフの
ステップアップにお役立てください。
田邉 峯光
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
☆ すべての項目を「旋律をきれいに響かせる」という視点で解説
旋律に対して、各奏法を使うとどういったことが起こりやすいのか、過去の指導経験をもとにパターンを紹介。旋律と奏法(伴奏)の主従関係をはっきりさせ、旋律をきれいに響かせるコツを解説します。
☆ 該当部分は楽譜とともに具体的に説明
ハーモニカの定番曲などを例題とし、トラブルの起こりやすい部分の楽譜を抜き出し、詳しく説明しています。
☆ 巻末の応用編では全曲通して演奏できる楽譜を収載
本文内で例題として抜き出した曲の中から厳選して、巻末の応用編に楽譜として収載。本文内の解説を正しく習得できているかどうか、自習できます。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 基本編
複音ハーモニカ上達の金言
≪意外と抜け落ちている複音ハーモニカのツボ≫
* ハーモニカは呼吸法に始まり呼吸法に終わる
* 「蛇口の理論」で息を効率よく使おう
* 自由な演奏の基礎となる「口と楽器は触れ合いの世界」
* 「あっ! 」と驚いたときの口がベストな形
* 正しい演奏を心がけると美容にもいい
* 吹き吹き、吸い吸い、ズルしない
* 身近なペットから学ぶハーモニカのツボ
・・・など
☆ 実践編
複音ハーモニカの落とし穴
≪落とし穴を一つ一つ埋めていけばすてきな演奏につながる≫
* 呼吸法の落とし穴
〜息と音の関係を正確に〜
* 音の跳躍の落とし穴
〜音の長さと強さのコントロール〜
* アウフタクトの落とし穴
〜楽譜の見た目にだまされない〜
* 3度・5度奏法の落とし穴
〜口の微妙な動きをつかむ〜
* オクターブ奏法の落とし穴
〜口の広げ方のコツ〜
* ベース奏法の落とし穴
〜テクニックに溺れない〜
* 分散和音の落とし穴
〜あくまでも旋律重視で〜
・・・など
☆ 応用編
厳選! 複音ハーモニカ練習曲
≪落とし穴を埋められたか曲の中でチェックしよう≫
* 別れの歌
* ロンドンデリーの歌
* ブラームスの子守歌
* 故郷を離れる歌
* 夕やけ小やけ変奏曲
・・・など