★ プレイヤーから「観る将」まで楽しめる!
★ ルーツから歴代名人の人物録、
棋界をにぎわせた名勝負まで、
現代にいたる歴史を振り返る。
★ 時代ごとの変遷や
ブームとしての動きなど、
棋界がたどってきた足跡が、
豊富な解説でまとめられた1冊。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
藤井聡太竜王の活躍などもあり、
将棋に注目が集まっています。
将棋は盤と駒さえあれば
誰でも楽しむことが出来るゲームですが、
どうして将棋というゲームができたのかについては、
あまりご存じない方も多いでしょう。
本書ではさまざまな角度から、
将棋について迫っていきます。
最近は「観る将棋ファン」という言葉も生まれ、
また将棋を戦っている様子の動画が
インターネット上でリアルタイムで配信されています。
将棋のルールを全く知らなくとも、
棋士が戦っている姿が魅力的だといわれるのは、
一棋士としては非常にありがたいことですが、
「観る将棋ファン」のため、
そして将棋に興味を持った結果、
よりこの世界について詳しく知りたくなった方々のために、
本書がみなさまの一助となれば幸いです。
肩ひじ張らずに、
将棋を気軽に楽しんでください。
羽生善治
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第1章 将棋の歴史
≪ルーツから現代まで≫
* 将棋のルーツを探ってみよう
* 日本でのルーツは平安時代
* 現在の将棋は16世紀に成立
* 江戸時代の家元制度成立
* 明治維新に伴う家元制度の終焉
* 現在に至る新聞掲載将棋の始まり
・・・など
☆第2章 将棋史人物録
* 史上初の三冠王「升田幸三」
* 神武以来の大天才「加藤一二三」
* 史上初の女流プロ「蛸島彰子」
* 1億と3手読む緻密流「佐藤康光」
* 羽生の最大のライバル「森内俊之」
* 将棋史を変えたニューヒーロー「藤井聡太」
・・・など
☆第3章 将棋の知識を深める
* 将棋のルール
* 将棋用語解説
* 竜王戦
* 棋王戦
* 岡田美術館杯 女流名人戦
* 霧島酒造杯 女流王将戦
・・・など
☆第4章 棋界名勝負
* 南禅寺の決戦、阪田三吉―木村義雄
* 高野山の決戦、升田幸三―大山康晴
* 昭和50年名人戦 中原 誠―大内延介
* 第5期竜王戦、谷川浩司―羽生善治
* 羽生善治、永世七冠への軌跡
* 第91期棋聖戦、渡辺 明―藤井聡太
・・・など