★ スポーツ指導に今すぐ役立つ!
★ ゴールデンエイジまでに
パフォーマンスの土台を作る!
★ 遊びとコーディネーションを
取り入れた独自のプログラムで
楽しみながら体と心を育てる!
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
バスケットボール男子日本代表の河村勇輝選手は、
幼少期から野球や水泳、柔道などに取り組み、
本格的にバスケットボールをはじめたのは
小学2年生だったと言います。
また、メジャーリーグの大谷翔平選手は水泳、
ダルビッシュ有選手はアイスホッケーなどと、
トップアスリートといわれる選手たちは、
複数の競技を経験しながら、
スポーツにおける多様な動き、
その状況に応じた体の使い方を
身につけているのです。
一方、現代の子どもたちは昔に比べて
運動能力・体力が低下したというデータもあります。
その理由には「失われた3つの間(空間・時間・仲間)」に代表される、
様々な社会的変化が起きているからです。
特に「遊び」という部分においては、
遊び場(環境)や遊び相手の減少・制限、
遊び方そのものの変化(ゲームやインターネットなど)も
子どもたちの身体活動に大きく影響を
及ぼしていると考えられます。
本来、遊びのなかで身につけていく多様な動作や体力などが、
日常生活で養われることが少なくなり、
現代のそういった問題につながっているとも
言われているのです。
本書は、「子どもの心と体の成長をサポートする
データ駆動型マルチスポーツ教室」を運営する
慶應キッズパフォーマンスアカデミー(KKPA)による
プログラミングをもとに、特定の競技や動作に特化しない
児童期を対象とした「マルチスポーツ」を
提案していきます。
運動能力や体力の向上のみならず、
「体を動かすことの楽しさ」、
「自分が成長することの素晴らしさ」、
「多様的な環境のなかでの自分らしさ」など、
本書を通じて子どもたちの成長を応援する
内容となっております。
子どものうちに「完成」を目指すのではなく、
多くの体験・経験・学びを通じて、
子どもたちを「最高の未完成へ」ぜひ、
この本を持って外で体を動かしましょう!
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ PART1
マルチスポーツで運動能力をアップ!
* 現代の子どもたちは運動不足になっている!?
* 運動神経系が発達するゴールデンエイジに
働きかける
* 成長過程のなかで様々な刺激を体に蓄積させる
* 遊びのなかでパフォーマンス能力を養う
* 神経の伝達により運動がスムーズに行われる
・・・など
☆ PART2
体を自在に操る力を身につける
* 体を自在に操る体操力を身につける
* きれいなアーチを目指してブリッジをつくる
* 動作をつなぎ合わせブリッジをつくる
* 両足・片足で逆立ちに段階的にチャレンジする
* 足の高さをあげて最終形の逆立ちをつくる
・・・など
☆ PART3
出力操作を高めて走力をアップする
* 動作を切り取り段階に分けて身につける
* 空方向にまっすぐ力を入れて伸びる
* 体を大きく使ってスキップする
* 手の振りと足の動きを推進力にする
*「7」の形をつくってすばやく足を入れ替える
・・・など
☆ PART4
道具を操る能力を高める
* ボールとの距離感から道具を操る能力をつける
* 体を大きく使ってボールを投げる
* キャッチの前にひとつ動作を入れる
* 円になってボールをまわしてパスを交換する
* パスを出したら動いて次の捕球に備える
・・・など
☆ PART5
チームビルディングしながらゲームに取り組む
* スキルを組み合わせて仲間と連携する
* タグをつけた人が2人の相手から逃げる
* タグや相手の人数を増やして難易度をあげる
* できるだけタッチされずにエリア内を
動いて逃げる
* ボールを1つにしてチームワークで逃げ切る
・・・など