★ ココロに響く物語を思い通りに描こう!
★ すぐに使える具体的なアドバイスを凝縮。
★ ギモンを解決し、コツがよくわかる!
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
この本には小説を書くための方法や
ルールなどが書かれていますが、
実は小説の正しい書き方や守らなければならない
ルールというものはないのです。
小説は文字や言葉を使った表現方法の中で
最も自由な形式で、
なにをどのように書いてもかまいません。
作者がこれは小説だと主張すれば
それは小説です。
書いた本人だけしかおもしろいと思わないものでも
小説として成立しますので、
この世に、まちがった小説もだめな小説もありません。
なんでもありなのです。
でもせっかく書いた小説ですから、
たくさんの人に楽しんでもらいたいと
普通は思います。
この本に書かれているのはそのためのヒントです。
これから小説を書いてみようと思ったときに、
なんでもいいから好きに書いていいと言われても、
なにから始めたらいいのか
わからない人も多いでしょう。
そんなときにこの本が、
こんなことから始めてみてはどうですかという
アドバイスになればと思います。
小説を書く方法はひとつだけではありません。
作家が百人いれば百通りの書き方があります。
必要なのは、たくさん書くことです。
いろいろ書いて必ず完結させるということを
積み重ねていけば、
そのうち自分の一番やりやすい
書き方がわかってきます。
なにより重要なのは、読者を楽しませようという
情熱ではないかとぼくは思います。
どう書けば読んだ人を笑わせられるか、
感動させられるかと常に考えながら書くことで、
おもしろい作品を生み出すための技術が
身についてくるような気がします。
書けば書くほどうまく書けるようになります。
それは保証します。
マンガにもハリウッド映画にも豪華客船での
世界一周旅行にも負けないおもしろさを
「文章だけで」創り出せるのが小説です。
なんでもいいので、とにかくどんどん書いてみましょう。
自分の書いた作品を読んだ人が、
泣いたり笑ったりするのは
ものすごく楽しいことですよ。
田中 哲弥
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆1章 小説を書き始める前に
* まずは「好きなジャンル」や
「親しみのあるジャンル」で書いてみよう
* 訴えたいのはどんなこと?
小説の「テーマ」を決めよう
* ネタを見つけるために
常にアンテナを張っておこう
* まずはストーリーの
王道を頭に入れよう
*「起承転結」は
ストーリーづくりの基本中の基本
・・・など
☆2章 登場人物がストーリーをつくる
* 登場人物がストーリーのカギ
読者を物語にいざなうキャラクターをつくろう
* 登場人物のつくり込み方
キャラ設定には履歴書を使おう!
* 印象に残る人物は極端な性格
個性派のキャラがストーリーを引き立てる
* 技ありの人物設定
登場人物の人物像をセリフでつくる
* 技ありの人物設定
登場人物の人物像をギャップでつくる
・・・など
☆3章 プロットは小説の設計図
* プロットのメリット
小説を書くには「プロット=設計図」が必要
* エピソードを並べる
小さな話(エピソード)がつながるのが小説
* プロットの書き方
あらすじの一つ一つのシーンを具体化する
* プロットの書き方
各シーンを「5W1H」に落とし込む
* 伏線を張る
ミステリーでは、特に論理的&フェアに
・・・など
☆4章 しっかりした描写方法を身につけよう
* 文章の基本的ルール
一文字あけ、記号の使い方を統一する
* 一人称と三人称の違い
主人公をどう描くかの違いを知ること
* 一人称の使い方
視点がブレないように気をつける
* 三人称の使い方
初心者は主人公に視点を定めると書きやすい
* 会話文の書き方
その人物を個性的に描くセリフとは
・・・など
☆5章 小説が完成したら
* 推敲しよう
書き終わったら読み返し、整える
* チェックの項目
校正と推敲のポイントを把握しよう
* チェックの方法
自分で確認する、他人やアプリを頼る
* 小説投稿サイトに上げる
作品を発表する、お金も得られるかも!?
* 小説新人賞に応募する
小説家としてデビューする道を拓く
・・・など