★ 正しい理解と工夫で泳ぎが確実に変わる!
★ この1冊でわかりやすく解説!
★ 身体の使い方、呼吸のタイミング、
各泳法のポイントから体調管理まで。
◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇
水泳は一生続けることのできるスポーツです。
加えて、健康を維持するために
最適なスポーツのひとつでもあります。
わたし自身、他のスポーツで負った数々の怪我や故障から、
水泳によって何度も癒された経験を持っています。
マスターズ水泳の世界には
世界チャンピオン松本弘さんのように、
70才代になって生涯ベストを出され
世界記録を塗りかえる方もいらっしゃいますし、
80才代や90才代で記録更新を続ける方々も
いらっしゃいます。
それを実現させるためには、
体力的な衰えを補う効率の良い動作と、
衰えを理解した上での的確なトレーニングが
必要になります。
人間はいつになっても、
できないことができるようになったり、
自己記録を更新したりすることに純粋な喜びを感じるもの。
そんな純粋な喜びを、
みなさまにも感じて頂きたい。
そのために少しでも力になれたなら、
それは著者冥利に尽きることです。
失敗から学ぶことも多いはずですから、
失敗を恐れず、あきらめず、
そして何よりも頑張りすぎず、楽しみながら、
これからも泳ぎ続けてください。
どこかのマスターズ会場で、
みなさんにお会いできる日を楽しみにしています。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ PART1
力をぬいて、水に体をゆだねる
浮き方の見直し・改善
* 重心と浮心
自分の重心と浮心を実感して
泳ぎにつながる浮き身を知る
* 背浮き
手のひらを空中に出して
胸を平たくしてバランスをとる
* 伏し浮き
全身を引き伸ばして
リラックスして肩を沈め
・・・など
☆ PART2
クロール・バタフライ・背泳ぎ・平泳ぎ
各種泳法
<クロール>
* キック数
泳ぐ距離でキック数が決まる
短距離は6ビート、長距離なら2ビート
* フロント・クワッドラント
腕の位置でバランスが決まる
両腕が前にある時間を長くして泳ぐ
<バタフライ>
* リズムストローク
バタフライはリズムで泳ぐ
重心を前方へ移動する
* サーキュラーモーション
腕の円運動と重心移動で進む
腕の回転運動を利用する
<背泳ぎ>
* ポジション
船底姿勢を保つ背泳ぎは
意図的に胸を落として泳ぐ
* プル
S字からクエスチョンマークへ
腕は体の前側でかく
<平泳ぎ>
* キック
平泳ぎは腕よりキックで進む
プルをタイミング合わせに使う
* 呼吸
上半身を起こさず呼吸して
プル動作はヒジに意識を置く
・・・など
☆ PART3
安全で、効率のよい泳ぎのため
スタート& ターン
* グラブスタート
重心の平行移動で
スタートは上ではなく前に滑り込む
* トラックスタート
前足で体を押し出し
後ろ足を蹴り上げて入水角度を調節
* 飛び込みからの入水
飛び込みは一点から入水して
体の一部で水を叩かない
・・・など
☆ PART4
実際に泳ぐ前に
泳ぎに役立つ体調管理
* 練習・休息・栄養
練習・休息・栄養の3つを
バランスよく取り入れる
* 心・技・体
頑張りすぎずにマイペース
練習の目的と効果を理解する
* 技術練習
意識性と個別性で伸びる
意識的に練習を組み立てる
・・・など
※本書は2021年発行の
『大人の水泳 知っておきたい上達&改善のコツ50 新版』
の内容の確認と必要な修正を行い、
装丁を変更して発行したものです。