もっと楽しんでいただくために、
季節の花や風物詩、美しい風景を取り上げ、
上手に描くコツをご紹介しています。
和紙ちぎり絵のもつ、和紙ならではの風合いや
微妙な染め色から醸しだされる、
やわらかみ、やさしさ、温もりは、
心を和ませてくれるものです。
暮らしの中でも、ちぎり絵を小物、インテリアなどに
貼って楽しんでいただければと思います。
そして、少しでも作品を描くコツを理解していただき、
創作する参考になれば幸いです。
季節の花や美しい風景をちぎり絵にして、
思い出を残してはいかがでしょう。
ハクビ和紙ちぎり絵学院
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ Part1
季節の花を美しくみせるポイント
≪1本の花≫
* 桜
花びらの重なりに気をつけて貼ると形が
美しく仕上がる
* ゆり
花びらの重なる順に貼ればリアルに表現できる
≪数本の花≫
* チューリップ
和紙の濃淡を利用して立体感のある花にする
* ハイビスカス
花芯にカーブをつけるだけで花全体が
やわらかな印象に
・・・など
☆ Part2
さまざまな台紙で風物詩を楽しむポイント
≪春≫
* 雛祭り
同じシルエットの雛も色や小物使いで男女を表現
* 端午の節句
勇ましいモチーフは濃淡を活かして力強く
≪夏≫
* 七夕
笹飾りにカラフルな和紙を使うと楽しげな
雰囲気に仕上がる
* 夏休み
和紙を重ねず軽やかな涼しさを演出
・・・など
☆ Part3
季節を感じる風景にするポイント
≪春≫
* 渓谷
淡い色の和紙を貼り重ね春の雰囲気をだす
* 菖蒲畑
和紙の種類と貼り方を変えて遠近感をだす
≪夏≫
* 海
海の色合いと入道雲で夏の印象を与える
≪秋≫
* 山
山と秋空を同系色にすると美しくまとまる
・・・など
☆ Part4
ちぎり絵を雑貨にアレンジするポイント
≪食卓を彩る雑貨≫
* ランチョンマット&箸袋
ランチョンマットは外側にちぎり絵を貼りましょう
* 銘々皿
野菜や果物のモチーフを貼って季節感を演出する
≪お部屋を彩る雑貨≫
* 貝絵
2枚を合わせて1つの絵になるように
* ランプ
灯りを隠さない程度にちぎり絵を貼る
・・・など
※ 本書は2018年発行の
『季節を彩る 和紙ちぎり絵 上達のポイント50』
を元に加筆・修正を行い、
装丁を変更して発行した「新装版」です。