★ クラスが、メンバーが、ひとつになって
★ 本番で力を発揮するための秘訣や
今すぐ実践できる効果的な練習法がわかる!
▶ 美しいハーモニーの基本となる姿勢や発声
▶ パート間の調和
▶ 聴く人の心に歌のメッセージを伝えるための表現力
★ 大会審査や講習会で活躍する指導者が
実力アップのポイントを徹底解説!
◇ ◆ ◇ はじめに ◇ ◆ ◇
私は子供の頃から歌と音楽に囲まれて育ち、
中学校の教員として合唱指導に携わってきました。
私にとっていちばん幸せなのは
合唱を指導している時で、
今でも生徒たちと一緒に音楽を作り上げていくのは
最大の喜びです。
私は合唱の魅力は、
ひとりひとりが力を合わせ、
心を合わせて全員でひとつのものを
作り上げていくプロセスにあると思っています。
パートごとに音取りやパート練習を重ね、
それぞれが自分の役割をはたしながら
ひとつの目標に向かって進んで行く時、
さまざまな経験を通じて
私たちは合唱という素晴らしい宝物を
手にすることができるのです。
どんなものごとでも、
最初からうまくできるということはありません。
合唱の場合なら、
腹式呼吸、発声、発音、歌詞の意味…など、
ひとつひとつの基礎をおろそかにせず、
こつこつと練習を続けることが
上達の第一歩です。
練習というのは決して楽しいことばかりではありませんが、
つらい時や苦しい時に仲間同士で
支え合うことでチームワークが生まれ、
そのチームワークが心の結びつきとなって
素晴らしい歌声となるのです。
合唱とは、声という楽器だけで
作り上げることができる最高のアンサンブルです。
心と声をひとつに合わせて、
今この瞬間の自分たちにしかだせない
最高の響きを求めて
練習を続けていってください。
私は合唱を愛するそんなもなさんを
心から応援しています。
渡瀬昌治(わたせまさはる) 合唱指導者
☆ 第1章
今すぐステップアップ!
これだけ練習すれば合唱は上手くなる
◎ コツ01
パート練習を大切にしよう
◎ コツ02
自主練習でさらに上達しよう
◎ コツ03
曲のイメージをふらませて歌おう
・・・全7項目
☆ 第2章
ハーモニーの役割を知っておこう
◎ コツ08
各パートの役割や特徴を生かして歌おう
◎ コツ09
各パートの声をよく聴いて歌おう
◎ コツ10
強弱やニュアンスにも気をつけて歌おう
・・・全6項目
☆ 第3章
表現力を学ぼう
◎ コツ14
歌詞を通じて曲のイメージをつかもう
◎ コツ15
歌詞のニュアンスを生かす表現を工夫しよう
◎ コツ16
日本語の特徴を意識して歌おう
・・・全8項目
☆ 第4章
歌うための体を作ろう
◎ コツ22
声が出る仕組みを知っておこう
◎ コツ23
正しい姿勢をキープして歌おう
◎ コツ24
腹式呼吸と胸式呼吸の違いを知っておこう
・・・全5項目
☆ 第5章
発声練習で美しい声を作ろう
◎ コツ27
あくびの声で発声してみよう
◎ コツ28
声があたるツボを見つけよう
◎ コツ29
口の中を広く開けて声を響かせよう
・・・全14項目
☆ 第6章
楽譜を読む力をつけよう
◎ コツ41
楽譜に書かれた内容を理解して練習しよう
◎ コツ42
さまざまな表現記号を生かして音楽を作ろう
◎ コツ43
練習方法を工夫して完成度を上げよう
☆ 第7章
練習の成果をステージで披露しよう
◎ コツ44
本番までのコンデイションに気を配ろう
◎ コツ45
ステージに上がる前にここをチェック!
◎ コツ46
ステージマナーにも気を配ろう
・・・全7項目
☆ コラム1
指揮者の役割とは?
☆ コラム2
式の基本を覚えよう
☆ コラム3
強弱の指揮の見かた
☆ コラム4
曲想を支持する指揮の見かた
☆ コラム5
拍を分ける指揮、省く指揮の見かた
☆ コラム6
指揮者の表現によって音楽は変わる!
☆合唱 Q&A1☆合唱 Q&A2☆合唱 Q&A3
※ 本書は、2013年に発行した
『部活でもっとステップアップ 合唱のコツ50 楽しみながらうまくなる!』を元に
加筆・修正を加えたものです。