★ アテネ五輪金メダリストがやさしく教える!
★ いろんなスポーツに役立つ力が身につく!
★ 子どもがたのしく成長できるコツ満載!!
◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇
子どもたちが健全に成長していくために、
運動は欠かせない要素です。
体を強くすることはもちろん、
心と体はつながっているので、
運動に取り組むことでメンタル面を養い、
充実させることができるのです。
「プロスポーツ選手になる」
「オリンピックに出場する」
といったトップレベルを目指すことは元より、
運動能力を高めることは人間的な成長に直結します。
そのために最も重要になるのは、
子どもが楽しく体を動かせる環境づくりや指導です。
環境とは、子どもが自発的に運動するように
促すことです。
親や指導者は運動へのモチベーションを
損なわないように、
褒めてあげるなどその子にあった方法で
サポートしてあげてください。
具体的な指導法については、
経験や知識がないとなかなか難しいでしょう。
そのためにこの本では、とび箱、マット運動、
鉄棒の体操種目と、なわとび、かけっこという
シンプルな運動を、5種類紹介しています。
これらはすべて、動作の複合や柔軟性といった、
あらゆるスポーツで求められる能力を養える
運動ですので、成長してサッカーや野球など
ほかの競技に移行した場合にも、
その子の軸となり上達の手助けになるでしょう。
うまく指導するためのポイント、
ケガをしないための注意点も掲載していますので、
楽しく安全に運動させてください。
このとき、取り組む順番を気にする必要はありません。
大切なのは、子どもが興味を示したり
得意とする運動に取り組ませることです。
これが自発的なチャレンジとなり、
成長につながるのです。
この本を通じて、子どもたちに運動を好きになって
もらえたら幸いです。
アテネオリンピック金メダリスト
米田 功
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆PART1 とび箱
* とび箱をはじめる前に
* とび乗り
踏切からジャンプの動作をマスター
* とび降り
バランスを崩さない着地を身につける
* とび越え
空中での体のコントロールを養う
* 開脚乗り
とび箱の手足のリズムを身につける
・・・など
☆PART2 マット運動
* マット運動をはじめる前に
* V字バランス
体の固定とバランス感覚を身につける
* Y字バランス
片足でバランスをとる力を身につける
* ゆりかご
体を固定したままの動作をマスター
* ブリッジ
逆さになる感覚を養う
・・・など
☆PART3 鉄棒
* 鉄棒をはじめる前に
* ぶらさがり
体勢をキープする体を身につける
* ぶらさがり(足)
足で鉄棒をつかむ感覚を養う
* つばめ支持→スイング
体を振って勢いをつける動作をマスター
* 踏み越し降り
鉄棒の上でのバランス感覚を養う
・・・など
☆PART4 なわとび
* なわとびをはじめる前に
* 前とび
ジャンプのタイミングを身につける
* 後ろとび
なわの動きを予測する力を養う
* ケンケンとび
頭を使って動作する力を養う
* 交差とび
なわを自在に操る力を身につける
・・・など
☆PART5 かけっこ
* かけっこをはじめる前に
* ケンケン走り
蹴りの力をアップ
* スキップ
走りのリズムを身につける
* ラダー走
すばやい横ステップをマスター
* ダッシュ
ダイナミックなフォームをマスター
・・・など
※ 本書は2019年発行の
『体育のにがてを克服! 小学生の運動 上達のコツ50 とび箱・鉄棒・マット・なわとび・かけっこ』
を新版として発行するにあたり、
内容を確認し一部必要な修正を行ったものです。