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「今すぐできる!ママが子どもを地震から守るための本」が朝日新聞に掲載されました

最終更新日:2007年 12月 13日

以下、新聞記事より。


大地震・・・子どもを守れ

 大地震が起きたら子どもをどう守るか。そんな視点で、阪神大震災の被災者や子育て中の母親たちが本を出版した。イラストも使ってわかりやすく書かれており、「お母さんの知恵」が詰まっている。「家族みんなでわが家の防災態勢を見直してほしい」とメンバーは話している。

 「ママが子どもを地震から守るための本」(メイツ出版、税抜き1300円)。編集の仕事などを通じて知り合った首都圏の母親や災害ボランティアら8人がまとめた。

「お母さんの知恵」1冊に

 知人に声をかけて母親100人にアンケートを実施。家庭の地震対策で盲点になりがちな点を調べたうえで、専門家に助言をもらった。
▽もぐる場所を居間につくる▽ダイニングテーブルの下に懐中電灯を▽幼児の非難バッグは2キロ以内に。マンガやお菓子も入れる▽さらしは子どもを背負う時や応急措置などに使えるなど、55のアドバイスを紹介している。

 兵庫県によると、阪神大震災で0〜14歳の397人が命を落とした。今回の母親アンケートで100人中96人が「防災に関心がある」と答えたが、「とくに対策をしていない」という人が17人いた。

 「できるだけ被害を減らすには何をすべきか考えた」と話すのは、メンバーの一人で阪神大震災での被災経験がある横浜市の中曽根陽子さん(49)。当時住んでいた西宮市の自宅が半壊。9歳と5歳だった娘は無事だったが、「子ども部屋の本棚が崩れ落ち、少しでもずれていたら危なかった」という。

 浅田志津子さん(36)は1歳の女児がいる。今年7月、さいたま市の自宅で新潟県中越沖地震の揺れを体験し、「安全な家づくりが必要」と実感した。その後、寝室に物を置かないようにし、家具に転倒を防ぐ棒を取り付けた。

 本の売り上げで被災した各地へ寄付もしたい考えだ。問い合わせはメイツ出版(03-5276-3050)へ。

平成19年12月13日 朝日新聞
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