以下、新聞記事より。
ソウルの食の穴場
韓国・ソウルの食の穴場を紹介するガイド本「ソウルで食べたい!」を、兵庫県芦屋市のフリー編集者、安田良子さん(46)が出版した。10年余りで50回近く訪れたほどの韓国好きで、その間に見つけた55店を掲載。大統領も訪れたという魚介鍋料理を出す店や、映画の舞台にもなったうどん店など、地元の人に人気があるものの日本ではあまり紹介されていない店を多く収録した。「韓国料理は辛いというイメージがあるが、素材を生かした料理も多い。料理を通じて固定したイメージを変え、韓国の豊かな文化に興味を持ってほしい」と話す。
安田さんは98年、友人に誘われたパック旅行で初めて韓国を訪れた。近さと費用の安さから2回、3回と訪れるうちに、人々の外見や街並みは日本と似ていても、内面は大きく異なる面白さにひかれ、首都ソウルだけでなく地方都市へも足を延ばすようになった。
韓流ブームが起きる前の日本では、「韓国は『ゴルフをする中年男性が行くところ』というイメージが強かった」と安田さん。若者や女性も楽しめる観光地としての韓国を知ってほしいと、韓国人の友人と03年にソウルのガイド本を出版。続いて05年には地方都市、07年には再びソウルにスポットを当てたガイド本を出した。そして今回、「旅の基本は食べること」との思いから、食にこだわったガイド本を作ったという。
問い合わせはメイツ出版(03・5276・3052)へ。
平成21年2月26日 朝日新聞
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