★ 長く一緒に暮らすコツやアレンジのポイント、
寄せ植えの組み合わせまで。
★ 227種ごとの特徴がわかる本
◆◇◆ はじめに ◆◇◆
多肉植物は主に、アフリカ南部やメキシコなど
乾燥した砂漠地帯に自生する植物です。
過酷な環境に耐えるため、
葉や茎に水分を蓄えられるようぷっくりと、
多肉質になっているのが特徴です。
丸く肉厚な可愛らしいフォルムに
魅了される人がじわじわと増え続け、
ガーデニングはもちろん、
雑貨ショップのアイテムとしても
人気となっています。
毎日水やりをする必要がなかったり、
比較的手間をかけずに育てられる点も、
人気の理由といえるでしょう。
この本では、日本国内で手軽に入手しやすい
多肉植物をピックアップして紹介、
その品種ごとに組み合わせたアレンジを提案しています。
形や性質、特徴を見てお気に入りを探すも良し、
お店で見つけた植物の詳細を調べるも良し、
本書は多肉植物を「知る」「育てる」「アレンジする」うえで、
さまざまなシーンで役立てることができます。
多肉植物の特徴や育て方を理解し、
日々の生活に癒しと彩りを添えましょう。
◆◇◆ 本書の使い方 ◆◇◆
本書では、多肉植物を
ベンケイソウ科ロゼット系、ユリ科、サボテン科、キク科、その他のベンケイソウ科の
5つのPARTに分けて紹介しています。
各PARTは、紹介している科の植物をメインに使ったアレンジの制作手順のページと、
代表的な植物を並べて掲載する図鑑のページの
二部構成になっています。
読み進めることで、寄せ植えアレンジの技術と多肉植物の知識を
同時に学ぶことができます。
またPARTの末尾では
育て方のポイントについてのページも設けています。
ポイントをおさえることで、多肉植物をイキイキと、
キレイな形で育てられるようになります。
最初から読み進めるのはもちろん、
気になるページだけをピックアップすることもできます。
皆さんの用途に合わせて活用していください。
◆◇◆ 監修者からのメッセージ ◆◇◆
「季節の色を楽しむ」。
それは力強く生きる多肉植物の最大の魅力です。
冬は紅葉し、春は花芽をつけ、
夏色を過ぎるころ秋には冬支度。
そんな季(とき)を感じられる
アレンジを空間に表現していきます。
生きる、生かす、育てるをコンセプトで時の経過とともに
進化するコミュニティー(アレンジ)にストーリーをプラスして、
ミニチュアガーデンを作ります。
DIYの要素も取り入れ
「たった一つのお気に入り」が
みなさんの生活に季の色を演出できたら幸甚です。
TOKIIRO
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
○ PART 1 多肉植物の魅力
・多肉植物が喜ぶアレンジでイキイキと育てよう
・・・全3項目
○ PART 2 ベンケイソウ科ロゼット系
・花のような形の葉を美しく寄せ植える
・ブーケのようなイメージの華やかなアレンジをする
・・・全14項目
○ PART 3 ユリ科
・光にかざして見ると葉先が半透明で美しい
・高低差を出しながら自生地の雰囲気を作る
・・・全9項目
○ PART 4 サボテン科
・ユニークで可愛らしいトゲや花の形を合わせる
・アレンジのイメージに合った丈夫で扱いやすい植物を選ぶ
・・・全20項目
○ PART 5 キク科
・個性的な形を活かしてオリジナリティを出す
・垂れ下がる植物の変化を楽しめるようにする
・・・全11項目
○ PART 6 ベンケイソウ科
・自然でありながら彩り豊かにアレンジ
・小さな器の中にセダムの森を表現する
・・・全18項目
※本書は、2016年3月に発行した『アレンジが広がる 多肉植物ずかん ~種類別にわかる育て方・飾り方~』の新版です。