★ 最大スピードをもっと高める練習メニュー!
★ 課題に応じた対応策や、的確な鍛え方、
取り組む目的がよくわかる!
★ フォームづくり・体幹強化・スタート・加速…
ハードル、リレーの「走り」にも活きる!
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
スプリントは道具を使う競技とは違い、
生身の身体だけでいかに早く走るか、
0.01秒を争うシンプルで魅力的な競技です。
それゆえに上辺だけの技術にとらわれない、
基本的な身体の使い方が重要になってきます。
本書では、リオデジャネイロオリンピックの
4×100mリレーでエース区間の2走を走り、
銀メダルに輝いた飯塚翔太選手がモデルとなり、
中央大学時代から指導している豊田裕浩コーチが
速く走るためのコツを伝授しています。
「速く走る = トップスピードを上げる」点に着目し、
最大のポイントである片脚が地面に着く瞬間の
接地時に大きなパワーと推進力を生む、
走りを解説しています。
そのために必要な体幹トレーニングの重要性を説き、
部活ですぐに使えるトレーニングも紹介しています。
これから短距離走を始める人も、
伸び悩んでいる人も、
トップ選手の考え方や練習法を取り入れ、
どんどん自己ベストを更新していきましょう。
本書は、スプリンターに必要な技術やフォームの注意点、
上達するための考え方を解説しているので、
読み進めることで着実にスキルアップすることができます。
克服したいという苦手な項目があれば、
そこだけをピックアップしてチェックすることも可能です。
各ページには、解説を要約する
「コツ」があげられています。
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ PART1
スプリンターとして成長できるコツ
* コツ01
種目の枠組みにとらわれず競技に取り組む
* コツ02
体格に合った自分らしい走りを意識する
* コツ03
目的やテーマにそってレベルアップする
・・・など全4項目
☆ PART2
スプリンターのためのフォームづくり
* コツ05
スピードアップを実現するためのフォームづくり
* コツ+α
前半のカーブ局面をうまく攻略する
* コツ06
接地時間を長く地面を押す
・・・など全18項目
☆ PART3 スプリンターの体幹トレーニング
* コツ21
地道に体幹を鍛えスプリンターの能力をアップする
* コツ22
片脚をあげ尻と背中を鍛えパワーに生かす
* コツ23
肘と膝を支点に安定させ側部を強化する
・・・など全9項目
☆ PART4
目的別・種目別スプリントトレーニング
* コツ30
長所を伸ばして弱点を克服する
* コツ31
腕の反動を使って力強く蹴る
* コツ32
スタート時の力の入るポジションを探る
* コツ33
蹴り出すタイミングを確認する
・・・など全15項目
* COLUMN
ハードル種目も好タイムのためにはスプリント力が不可欠
☆ PART5
スプリンターのコンディショニング
* コツ45
心技体を鍛えて質の高い走りを実現する
* コツ46
コアな筋肉に刺激を入れて走る準備をする
* コツ47
*緊張した筋肉をほぐし体のケアをする
・・・など全6項目
◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆
豊田裕浩 (とよだ やすひろ)
中央大学陸上競技部コーチ
中央大学法学部から横浜国立大学大学院に進む。
教育学修士。
1996年からは中央大学の職員となり、
中央大学陸上競技部をサポートする。
国際陸上競技連盟CECS公認コーチ。
日本体育協会(陸上競技)公認コーチ。
日本陸上競技連盟強化委員会東京オリンピック強化スタッフ。
出演協力
飯塚翔太 (いいづか しょうた)(ミズノ所属)
短距離選手。
リオデジャネイロオリンピック(2016年)
4×100mリレー銀メダリスト。
ベスト記録100m10秒08、200m20秒11
中学一年時にジュニアオリンピックDクラス100m
優勝など早くから頭角を現す。
静岡県立藤枝明誠高校時代は国体の100m、
200mで優勝。中央大学へ進学し、
卒業後はミズノへ入社。
2010年世界ジュニア選手権200m優勝、
2013年・2016年・2018年日本選手権200m優勝。
2014年アジア大会4×400mリレー優勝。
2016年リオデジャネイロオリンピックで
4×100mリレー2位、
2017年世界選手権4×100mリレー3位と
数々の好成績を残す。