★ 古地図と現代地図を見比べながら
タイムスリップしてみませんか。
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
かつて都が置かれた、奈良盆地から大和川、
京都盆地から淀川が大阪平野に流れ、
そこでまた幾筋にも分かれて海に注ぐ。
そんな川と海が織り成す情景が大阪の歴史を
構築したといっても過言ではありません。
海上輸送が主流だった昔は、
大陸から瀬戸内海を経て運ばれた物資や人材の多くが
大阪に集まりました。
だからこそ、大阪には縄文時代から人が暮らし、
古墳時代には宮都が置かれ、
飛鳥・奈良時代になると、
難波宮が副首都としての役割を担ったのです。
そして戦国時代、織田信長は大阪を手中に収めようと
石山本願寺と死闘を繰り広げ、
信長の跡を継いだ豊臣秀吉は大阪城を築き、
日本一の城下町をつくりあげました。
江戸時代になると、大阪の陣で灰燼に帰した市街を
徳川幕府が復興、日本の経済を支える
天下の台所として繁栄を極めます。
本書では、そうした大阪の姿を生き生きと、
今に伝えてくれる古地図を選び、
古地図に描かれた寺社や旧跡を中心に、
大阪の歴史を実感できるスポットをめぐるコースを
提案しています。
歴史散策ということに重点をおくため、
各コースとも基本的に歩いてまわる設定です。
商都として繁栄する大阪を表した幕末の古地図や
海や川のイメージを彷彿とさせる古代の大阪を
描いた古地図を参考に、一味違った大阪歴史探訪の
旅にお出かけください。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
* 梅田周辺
* 福島周辺
* 中之島(肥後橋以東)・淀屋橋周辺
* 中之島(肥後橋以西)・靭公園周辺
* 北浜・天満橋周辺
* 天満周辺
* 京橋・桜ノ宮周辺
* 大阪城周辺
* 真田山周辺
* 本町・心斎橋周辺
・・・など全26コース
※ 本書は2020年発行の
『大阪 ぶらり古地図歩き 歴史探訪ガイド 改訂版』
を元に内容の確認、新規内容を追加、
書名・装丁を変更して新たに発行したものです。