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★ 「フレーズ」の「アイディア」が増える
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「QRコード」で簡単に聴ける!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
ジャズのアドリブは、人によってみんな違います。
アドリブの方法とか考え方は
ひとつではないということです。
そこが面白いところで、
言い方を変えるなら、
どんな方法でも、何をやってもいい
ということです。
しかし何をやってもいいのですが、
良いか? 悪いか? という評価が出てきます。
その評価は誰が出すのかというと、
聴いている人、共演している人、
そして何よりも自分です。
良いアドリブソロの時は誰もがみな
ニコニコになります。
リズムがはまって泉のように
音楽があふれ出し、
体中が喜びで満たされます。
こんな体験をしたら、
もうやめられなくなります。
その体験を得るためには、日々の練習です。
この本がその練習の参考になると嬉しいです。
この本では、アドリブをするための
ジャズの要素を書いたつもりです。
偉大なプレーヤーのソロを
まねるのも良いと思います。
でも、そのプレーヤーが
なぜそのようなソロを吹くのか
分析することも重要です。
サックスは豊かな音色、
大きな音、小さな音、速いパッセージなどが
容易に演奏できる楽器です。
オクターヴがキーひとつで
上下できますし、指遣いも同じです。
それ故にこんなに世界に広まりました。
1846年にアドルフ・サックスによって
発明された19世紀の大発明でしょう。
そんな素晴らしい楽器を自分のものとして、
空中に絵を描きましょう。
それがアドリブです。
中村誠一
洗足学園音楽大学ジャズコース名誉教授
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ INTRODUCTION
楽器の特徴とセッティングの基本
* 楽器の持ち方と構え方
* まず楽器の特徴を理解しよう
* リードのつけ方と扱い方
* 楽器のセッティングをチェックしよう
・・・など
☆ CHAPTER1
ウォーミングアップと基本練習
* 練習方法を工夫して効率を上げよう
* ジャズらしいモチーフを練習しよう
* アドリブの基本的な考え方
* ジャズの「言葉」を覚えよう
* サブトーンとハーフタンギングを練習しよう
・・・など
☆ CHAPTER2
いろいろなアドリブフレーズを覚えよう
* ブルーノートを理解しよう
* コードの感じ方<ペンタトニックを活用しよう><; br>* ジャズらしい音型を使いこなそう
* トニック(Tonic)に移行するコード進行を先にマスターしよう
* オルタードスケールを理解しよう
・・・など
☆ CHAPTER3
アドリブのアイディアを広げよう
* 本番で悔いのない演奏をするためにしっかり準備しよう
* 楽に、自由にアドリブを吹くために
* 楽器を自由に操ることで初めてアンサンブルが生まれる
* お手本のコピーだけではなく自分でアドリブを作ってみよう
* II-7→V7の半音進行と分散和音やスケールの関係を理解しよう
・・・など
☆ 私の LP HISTORY
* 心に残るLPとは
* テナーサックスの巨人の協演を聴こう
* インタープレイの素晴らしさ
* ユニークなウェイン・ショーターの曲を聴こう
* 何度聴いても飽きない名盤
・・・など