★ トップ棋士に挑む、ステップアップのバイブル。
★ 11手以上を中心に、
最高21手までの高レベル問題で、
戦局を読み解く力が身につく!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
この度は「羽生善治の実戦詰将棋」の第二弾を出版することになりました。
今回も同様に100題を揃えましたが、
全体的にはさらにレベルアップした内容になっています。
構成としては、
* 7手詰: 10題
* 9手詰: 20題
* 11手詰: 20題
* 13手詰: 20題
* 15手詰: 15題
* 17手詰: 10題
* 19手詰: 4題
* 21手詰: 1題
の計100題です。
本書は「確かな読みを磨く 超難問100選」と題しました。
文字通り「読み」を充実させなければ、
詰将棋は解けません。
中でも今回の100選には
合駒を考えねばならない問題を数多く収録しました。
合駒と聞くと、なんだか難しそうで
敬遠される人もいるかも知れません。
しかし、実戦でも
合駒を考える局面はひんぱんに現れます。
詰将棋の場合、盤面にない残りの駒は
すべて玉方が持っているという設定になっています。
ですから、飛・角・香の飛び道具で離して
王手をかけた時の玉方の合駒による応手を、
7通り読む必要がある事になります。
盤面によっては、ある駒が売切れのケースもあります。
合駒に対してそこから
いかに詰ませるかが読みの継続です。
詰将棋は必ずしも、手数が短ければ易しく、
長ければ難しいという訳ではありません。
作者の意図した中心となる妙手を発見できるかどうか。
さりげない実戦的な佇まいの中に、
隠れたまさかの妙手順を発見するのは、
詰将棋を解く醍醐味でもあります。
どんどん解図にチャレンジしてください。
読みを深めて棋力向上につなげて頂ければ幸いです。
棋士 羽生 善治