★ トップレベルの表現技術から学ぶ、
惹きつける演技の極意!
★ 思い通りの動きを可能にする体づくりから
差をつける手具操作、減点を避ける工夫まで。
★ 求められる採点要素がきちんと理解でき、
細やかなポイントまで意識が届く!
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
2022年度よりルール改正が行われ、
前年度までの手具技術が重視されていたルールから
芸術性の比重が上がり、
表現力が重要視されることとなりました。
『芸術に正解はない』ということを
念頭に置いた上で、私が表現に対して
感じ続けていることを、ひとつひとつ、
言葉に魂を込めながら制作いたしました。
この本の記載内容が、
全て正解だということはありません。
表現とは『心』が発信源です。
表現の方法は、一人ひとりの髪色や目の色、
性格が違うように、
十人十色であると私は考えています。
大会の優勝者やオリンピックに出場できる選手は
極わずかでも、順位や点数に関係なく、
踊り手の心が溢れ出る演技は
素晴らしく見る人を惹きつけます。
自分を表現しようとすることこそが
大きな一歩であると思います。
私にとって、新体操を続ける原動力になっていた
「表現する喜び、踊る楽しさ」を、
一人でも多くの方々に感じていただくことができれば、
大変嬉しく思います。
新体操を愛する方や、表現を必要とする
様々なジャンルの方にとって、
この本がきっかけや力、
助けとなりますように。
藤岡 里沙乃
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ Part1
なぜ今、表現力が求められるのか
≪藤岡 里沙乃インタビュー≫
* 現役時代、表現にこだわり続けた理由
・・・など
☆ Part2
「表現力豊かな演技」を可能にする体づくり
* 大きく、しなやかな動きを見せるために欠かせないストレッチ
* 関節を細かく意識して動かせるようにトレーニングしよう
* 表情筋をフル活用して、感情を顔の表情で伝える
・・・など
☆ Part3
「基礎手具技術」を表現に見せる工夫をしよう
* フープの基礎手具技術を伴う表現
* ボールの基礎手具技術を伴う表現
* クラブの基礎手具技術を伴う表現
・・・など
☆ Part4
ここで差がつく! ステップの魅せ方
* フープのステップ
* ボールのステップ
* リボンのステップ
・・・など
☆ Part5
手具の投げ受けを伴う表現にチャレンジ!
* かわいく or かっこよく フープの投げ受けは変幻自在
* ジャンプ、ステップなど多彩な変化をつけたクラブの投げ受け
* 手具だけを意識しがちな「DA」「R」でも表現にチャレンジする
・・・など
☆ Part6
「芸術」での減点を減らすには
* 唐突にならずスムーズで印象的な動きで高さを変える
* 曲のアクセントが演技の盛り上がりになる構成を考えよう
* フロア内の移動にも意味が感じられるように工夫をする
・・・など
☆ Part7
曲の世界観を大切にした演技構成を学ぶ
* 使用する楽曲のストーリーや背景を学び理解を深める
* 身体難度や手具操作以外のつなぎの動きで見せることを目指す
* 審判の評価だけでなく「観客に伝わるか」を意識しよう
・・・など