KAORUKO’S 和モダン 四季のフラワーアレンジ
6月 30th, 2020 Posted in コツがわかる本, シリーズで探す, 趣味・実用, 趣味実用 | KAORUKO’S 和モダン 四季のフラワーアレンジ はコメントを受け付けていません
★ 一つ一つの花が持つ
「美しさ」と「生命力」をいかす技術で
「ジャパニーズモダン」を表現。
★ 世界から注目されるテクニックを
わかりやすく解説します。
◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆
和モダンへの道
花の世界ではいけばな教室が全盛で、
フラワーアレンジメントの知名度も高くなかった時代に、
フラワーアレンジメントという欧米のスタイルがあることを知り、
たちまち虜になってしまいました。
恋に落ちるかのように。
日本の生活様式が畳から椅子とテーブルへと変化し、
結婚式も和装だけからウエディングドレスを着る花嫁も増えていく、
そんな時代にともないフラワーアレンジメントもみるみる人気になっていきました。
フラワーアーティストとして活動を始めて約10年経った1996年、
ブライダルデザイナーの桂由美先生との出会いが、
私にひとつの転機をもたらしました。
フラワーデザイナーとして国内外のショーに起用され、
2003年には日本人のフラワーデザイナーとしては
初となるパリコレクションに参加。
このときの経験から、私にある疑問が…。
オートクチュールの素晴らしいドレスやショーを
行う歴史的建造物に、日本の古典そのものは
求められていません。一方、日本では
フラワーアレンジメントの全盛期を迎えていましたが、
本国のフランスやイギリスで、「パリ風や、
イギリス風のフラワーアレンジメントとは何か」を
語るのは愚の骨頂といえるでしょう。
そんな考えが頭の中をめぐる中で、
「パリ風やイギリス風ではなく、日本人の
KAORUKO風とはなにか」?ということに
気がついたのです。そしてその答えは
「KAORUKOのゆれるブーケ」が教えてくれました。
日本人として大切なアイデンティティーを
見失うことなく、花に託して思いを表現していくことが
私の使命だと思うようになりました。
日本の伝統であるいけばなをリスペクトし、
グローバル化する日本と世界の「今」を
見失うことなく、現代と悠久の歴史の融合を
KAORUKOの花で表現しよう。
「和モダン」のフラワーアーティストとして進む
確信へとつながりました。
私の生きてきたすべてが、花の表情となり、
花が語り出し 見る人の心に届きます。
ときに私の花を見て涙する人もいて、
それが何故かはわかりませんが、
花が何かを語りかけているのかもしれませんね。
KAORUKO
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ Chapter1
和モダン KAORUKO Style
◎ KAORUKO Style 1
* フランス、イギリスで学んだことが、和モダンへの扉を開くことに
・・・など全3項目
◎ KAORUKO Style 2
* 洗練された「アンティークモダン」
・・・など全4項目
◎KAORUKO Style 3
* 文化やトレンドをアレンジに生かす
・・・など全4項目
◎ Special Feature
KAORUKO Style Lesson
* Lessson1~Lesson10
◎ Column
* 花器遊び
* PRESENTBouquet/ Flower Basket/ Flower Box/ Yureru Bouquet
☆ Chapter2
季節の花や行事を和モダンでアレンジ
◎ 行事
* お正月(Happy New Year)
* ひな祭り(Hinamatsuri)
・・・など全5項目
◎ 季節の花
* 冬 Winter …全1項目
* 春 Spring …全3項目
* 初夏 early Summer …全3項目
* 夏 Summer …全5項目
* 秋 Autumn …全4項目
◆◇◆ 著者プロフィール ◆◇◆
KAORUKO
日本におけるブライダルフラワーの第一人者として、
トップフラワーアーティストとして世界で活躍。
世界各国でフラワーショーを展開し、
その活動は花で国と国を結ぶ国際文化外交として
高く評価されている。
花が人の心を豊かにし、花がチャリティとなる
「NPO法人March of Bouquet」を
設立し、国内外で社会貢献活動を行う。
主なTV出演「:徹子の部屋」(テレビ朝日),
「ほっと@アジア KAORUKOの花は
国境を越えて人々を魅了する」(NHK)他。